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消防法という火災に関する法律を知る

法にも様々な種類があります。
インテリアの基礎を学ぶようになり知ったのは、法規で、その1つが消防法と安全関連法規でした。
火災を予防・警戒、および鎮圧し、生命や身体、財産を火災から保護するとともに、火災の被害を軽減することを目的とする法律になります。
ですから、高層建築物や映画館など、いわゆる商業施設などで使用するカーテンやカーペットなどは、防炎性能を有する製品を使わなければなりません。
高さ31mを超える高層建築物、商業施設、遊興施設などは、消防法によって防炎規制を受ける防火対象物なのです。
壁と天井には不燃材もしくは、準不燃材を用いなければなりません。
ただし、耐火構造であって100平米以下に区分されたものは規制を受けません。
防火対象物品では、火災の際に少しでも被害を少なくできるように、じゅうたんなどには防炎性能のあるものが義務付けられています。
じゅうたんなどの敷物の範囲については、消防法施行規則第4条の3、2項で「令第4条の3条3項の自治省令で定めるものは、次の各号に掲げるものとする」として、じゅうたん、フェルトカーペット、人工芝や合成樹脂製床シートなどの品種をあげています。

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